設置事例CASE
海洋(養殖場) 水質計自動昇降装置
魚類や貝類養殖場において水質自動観測が可能な装置です。通常の波浪(波)だけでは無く、養殖場だからこそ問題になる船舶の引き波を考慮した「トーションバーサスペンション」が、センサーやケーブルを保護し、自動観測の運転を長期間継続します。通常60W太陽電池で水深15mを1時間に1回計測します。漁業者に使いやすいように、スマートフォンデータ表示レイアウトも用意しています。
波浪による引き波に対し、「トーションバーサスペンション」を採用した水質計自動昇降装置は、安定したデータ取得、保守性とともに、ケーブル交換リスクを削減することに成功しました。従来の固定された水深にセンサーを吊した水質連続観測装置では、海洋生物付着が問題であり、掃除等の人件費が大変でした。水質計自動昇降装置は常に水深方向へ動いており、じっと固定されたセンサーに比べ、生物付着のリスクが少なく、多くのデータが取得できます。
ケーブルテンション管理とジャイロによる着底システムにより、潮位変動する現場にも対応。15mモデル、25mモデル、50mモデルをそれぞれ用意しています。
計測終了後は、10cm間隔(10cmで5データを標準取得ー可変可能)の各水質データを携帯電話(LTE)やLANで転送できるほか、各種通信形態に合わせてセッティングできる様に設計されています。