設置事例CASE
河川橋梁固定 水質計自動昇降装置
河口域の塩水遡上を計測する、橋梁取付型の水質計自動昇降装置です。河川の場合、河道内への自動観測装置設置は困難であり、出水期のリスクも高まります。橋梁からのアプローチは工事時期を選ばす、上からの設置だけで簡単に水質自動観測装置が設置出来る利点があります。河川の水位と同時に計測するオプションを用意しており、データをまとめてWEB上で閲覧可能です。
河川の水質を1cm間隔の水深方向分解能で、10分に1回のインターバルで鉛直を計測できます。装置が小型で軽量のため、大がかりな構造物を必要とせず、小規模河川や都市河川への機材設置も可能にしています。
電源はDC24VまたはAC商用電源(AC100V-50W)と小さく、商用電源供給のための工事も、橋脚付近の設備や夜間照明などから分岐できるほか、太陽電池化も可能です。河川の出水時流速に対しても、曲げや屈伸に強い環境システムオリジナルの専用線を使用しており、引っ張り強度も370kgfと安心です。
計測終了後は、10cm間隔(10cmで5データを標準取得ー可変可能)の各水質データを携帯電話(LTE)やLANで転送できるほか、各種通信形態に合わせてセッティングできる様に設計されています。