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蛇使いな彼女BLOG

【第142回】コラム②~物価上昇と統計モデル

2025.12.05

こんにちは、あっという間に12月ですね!

皆さんにとってこの1年はどのような年でしたか?

クリスマスとお正月を目前に子供たちはウキウキのようですが、

2025年は米不足に始まって、長引く物価上昇、本当に大変な時代になってしまいました😿


11月のニュースで物価高騰と企業の賃上げ実績について、モデル試算で3万円程度のマイナスになっている。

実際はもっと差があるといった趣旨を評論家の方が話していました。

※この「モデル」というのは実質賃金という統計に基づく指標で、詳しくはこちらに書いてあります


計算式について紹介すると「実質賃金 = 名目賃金 ÷ (CPI ÷ 100)」とのことですが、

一人当たりなのか、世帯当たりなのか、業種ごとなのか…対象によって集計が変わります。

実際に計算してみると、

名目賃金:税金が引かれる前の月額給与(単位:万円)
CPI:2020年を基準(100)としたときの総合指数

給料25万円の実質賃金は、
25÷(112÷100)=22.3 となり、
約3万円目減りしている【令和7年9月(2025年10月24日公表)のCPIに基づく】

このように、報道された金額の再現性がとれました。

ちなみに支給額が28万円より多い方は3万円より目減り幅が大きくなり、

支給額が少なくなるほど目減り幅も少なくなります。

試算ではちょうど28万円が全体の平均値になっている事も読み取れますね。


そして少し踏み込んで考えると、

CPIは家計に必要な582の固定品目の価格変動とウエイトで決定しているとあるので、

ひとり暮らし世帯とファミリー世帯では影響を受ける品目が明らかに違い、同じCPIでも家計の負担は異なると言えます。


このように誰が見ても納得できる指標で、体系的な情報が掴めるのが統計指標の良いところです。

対してAIモデルについては、これまで何度か記事を書いてきましたが、

最近モデルの中身について「面白い!」と思うディープなトピックを見つけたので、

次回紹介しようと思います。

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