蛇使いな彼女BLOG
【第131回】工場見学レポート
2025.06.20

こんにちは、モトハシです。
このGWは香川県丸亀市浄化センターと(株)石垣のポンプ工場へお邪魔してきました。
大学との連携を図るため実施された今回の企画ですが、普段見られないような下水処理の工程を間近で見学することができ、大変勉強になりました。
“水処理”についてある程度の事前知識はあったものの、最新機材やエコシステムの導入で浄水の現場も効率化が進んでいることに驚きです!

このようにポンプでくみ上げられた水は沈砂池⇒沈殿池で不純物と臭いを取り除きながら、きれいにしていきます。
写真は表面の大きなごみを物理的に取り除くため、バーが動いている様子です。

この後にも水を流して細かいごみを取る水槽があったり、消毒のため薬品を均一に混ぜる水槽があったり…
思っていた以上に水処理工程が細分化されていて(しかも広い!)、
「どこからがどこまでが沈殿池?」「こういう設備もあるんだ~!」というのが正直な印象でした💦
上手く説明できないので、興味のある方は是非見学に行かれてはどうでしょう?
一方、水処理の過程で発生する汚泥ですが・・・

手前のメスシリンダーが処理前の原水で、
下水からくみ上げた処理前の水は、トイレ以外にもキッチンやお風呂などの水で希釈された状態らしく、予想と反し透明度が高かいことにびっくりしました。
ここから汚れを沈殿させると、後ろの汚泥+上澄みとなります。
水処理の工程ではこのように徐々に上澄みをきれいにしていって、最後海へ放流します。
そして残った汚泥は脱水ケーキにして廃棄または資源として利用するそうです。
この脱水工程で活躍しているのが下の写真にあるプラチナシステムで、国内の浄水施設でも最先端の機械と伺いました。
汚水の中から前もって繊維成分を回収し、脱水時に繊維を追加することで従来よりケーキの発生率が低下し、コストダウンに繋がるそうです!

▼脱水工程で使用する各種機械



脱水工程は主に濃縮機・消化タンク・脱水機で行われますが、
消化タンクでは汚泥に含まれる有機物が分解されたときに活性するガスを発電に利用することで温暖化対策に役立てているとのこと。
とってもサステナブルなプラントですね!
これら最新設備の開発について、現物を見ながら開発元の話を聞ける機会など滅多にないため、モトハシにとっても経験になりました。
香川県丸亀市浄化センター様
(株)石垣 様
本企画の開催誠にありがとうございました。